研修プログラム
呼吸器内科・腫瘍内科では、感染、喘息/アレルギー、間質性肺炎/膠原病、悪性腫瘍といった多彩な疾患を扱います。そのため「広い総合内科的知識」と「深い疾患知識」が求められ、非常に面白い領域です。
専門医の取得、国内・海外留学、出産・育児などのライフイベント、など医局員個々のキャリアには柔軟に対応しますので、是非気軽に相談してください。
専門医取得までの流れ
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内科専門医
日本内科学会に入会し、2018年から開始された日本専門医機構によるJ-OSLER制度に則り、和歌山県立医科大学内科専門医研修プログラムで専門研修を行います。3年間の研修期間中に経験症例レポートの作成、学会発表、必要な講習受講などが必要となります。経験症例の不足する領域があれば和歌山県立医科大学附属病院内で他科ローテートを行うなどサポート体制を整えており、最短で医師6年目(初期臨床研修終了後4年目)での専門医取得を目指します。
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呼吸器領域の専門医
内科専門医研修プログラム開始と同時に呼吸器領域の学会にも入会し、当教室や関連病院での研修期間・経験症例数などの要件を満たせば呼吸器学会、呼吸器内視鏡学会、アレルギー学会などの専門医試験を受けることができます。まずは内科専門医取得が目標となりますが、呼吸器学会、アレルギー学会、呼吸器内視鏡学会、臨床腫瘍学会などの指導医(医局スタッフ)の指導のもとで、専門的な診断・治療の知識、手技の経験と習得が可能であり、各学会の専門医取得も次期目標となります。
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がん薬物療法専門医
(腫瘍内科専門医)臨床腫瘍学会に入会し、内科専門医取得後の研修プログラムとして専門医取得までの研修期間を2年間とします。その間、化学療法センター、血液内科、緩和ケア部門へのローテーション研修を行い、症例経験を蓄積することで、専門医試験の受験資格を得られます。
大学院
大学院生は高度な研究カリキュラムに入ることを目的としており、医局スタッフの指導のもとで臨床研究あるいは基礎研究の基本手技が習得できます。ただし内科専門医の取得を重視しているため、研修状況を踏まえて入学することになります。研究テーマの選定後は医学博士の取得を目標に本格的な研究活動に従事することになりますが、学内助教を兼任したまま研究と平行して臨床業務を行っていくこともできます。
尚、6年目以上の先生の入局につきましては直接医局までご連絡いただきますようお願い申し上げます。